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  • 執筆者の写真トリーズりえ子

私の治療の根本

更新日:2019年4月17日

皆さん、鍼治療って言っても本当に色々な種類があるのをご存じですか?


西洋医学のお医者さんと言ったら、ある程度検査方法が統一していて、それに対する診断、治療方針も一致している。しかしながら、はり治療と言うのは10人にいれば10人とも違う体系をもち、それによる治療方針も違うのです。


東洋鍼灸専門学校に入ってから、大先生方はいろいろな治療方法を教えてくださいました。

どれもこれも理論、治療方法は覚えるのですが、「なんで治るのかな。」という疑問は解決しませんでした。

東洋医学の授業ではしっかりは聞いていましたが、「ふーん。へえ。そんなもんなのね。そう、覚えないといけないのね。はい。了解致しました。」と、いちいち自分を納得させないといけない事が多かったのです。

「今の西洋医学では説明がつきませんが、そういうものだから受け入れなさい」と自分の脳にたたき込むのです。

でも、私は最後まで希望を捨てませんでした。私の体で実体験できれば、理屈なんてどうでもいい!!と言い聞かせていたのです。

私は、毎日、マラソン練習などもしていましたのであちらこちらに痛みが出ましたが、そこで大先生方に治療して頂く機会が沢山ありました。

私自身もアスリートとして、本気で早く直したかったので「治るぞ!絶対直すぞ!」と言い聞かせ、「理論はつべこべ言わずに体が反応するはずだ!」と自分に言い聞かせました。しかし、「あら不思議!なんて素晴らしい!」と思うことは残念ながら、一度もありませんでした。


クラスのみんなには「気というものがあるんだよ」とか、「頭が硬すぎるんだよ」とか、「わからない人もいるよ」、「心のどっか奥底で徹底的に否定してるんだよ」「その態度が良くないんだよ」などなど、私が疑問を口にする度に友達から、色々な事を言われました。

でも、私は「ミラクルを見たくてわざわざ伝統校に入学したのに。。。そんな私だったらここの学校を希望していないって!」と否定する日々でした。正直、毎日、毎日、毎日、今思い返せば辛かったです。

3年間、ほぼ、毎日、私に何が必要なのか、何をすればいいのか、本当に悩みました。


そんな中、私が勉強をしていく中で「そうか!だから効くのか!」と納得させられた理論がいくつかありました。


1年生のときに出会った小岩の「イチゴ治療院」9年間の慢性腰痛「寝腰」を1回で直してくれた先生

2年生のときに出会った『トレインアナトミー』経絡を「筋膜」という概念で気づかせてくれた一冊

3年生のときに出会ったトリガーポイント大谷先生ー解剖の脊柱の仕組み、脊髄の仕組みを納得のいくまで教えてくださった先生。

卒業間近に出会った綾瀬の『北京堂』浅野周先生ーここまで打てば深層に届くと技術を心よく教えてくださった先生。


結論:私の頭が硬いのかもしれません。3年間頑張って努力してきたけれども東洋医学がすんなりと受け入れられなかった自分。圧倒的な「治療できる気」を発揮する事ができなかったため、まずは絶対的に自信を持っている「現代医学的アプローチ」を始めようと思っています。

これからも皆様にご紹介していきたいと思います。


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