一般的な鍼の治療効果、効かせ方を知りたい方はこちらもご覧ください。ここでは、ふくらはぎ、アキレス腱の痛みの原因とそれに対する鍼の治療方法をご紹介します。

ふくらはぎはアキレス腱についています。アキレス腱は全身の体重を全部受け止めて、ジャンプしたり、走ったりすると、体重よりも何倍もある重さを一つの足で支えます。そのため、アキレス腱、そしてそこについているふくらはぎに負荷がかかり、炎症が起きやすくなります。

​ふくらはぎ、アキレス腱が痛いとき、お医者様から以下のような診断が下されることが多いです。

アキレス腱断裂、アキレス腱炎、アキレス腱周囲炎、ヒラメ筋、ひふく筋の肉離れ、総腓骨神経絞扼障害など。また、腰から来る坐骨神経痛、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、などのふくらはぎのいたみやしびれも考えられます。

肉離れや慢性の症状には鍼は効果が現れます。アキレス腱断裂そのものは、鍼を打ったところですぐに元に戻ることはできませんので、第一優先は、お医者様による治療や、理学療法を優先させます。しかし、その治療を一通り、終えた後でも痛みが治まらないことがあります。それは、まだ筋や、アキレス腱の緊張やしこりが残ることがあります。それにより、神経がそれにより圧迫を受けるためだと考えられます。鍼治療やマッサージは、そのしこりにアプローチをして、血行をよくして、循環を促進することによって修復を促し、結果、痛みを和らげることを目標とします。治療では、どの筋肉を一番緩ませると効果的なのかを圧痛を確かめ、テスト（徒手検査）で確かめてから鍼をしていきます。